知的なことをしなくちゃと思うのですが、怠け者でして…。


by nemo2000jp
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

キャッチボール事故(1)

昨日書いたキャッチボール事故を法律面から見てみたいと思います。
まず、不法行為とは、わざと(故意)または不注意(過失)により他人の権利を侵害する行為のことをいいます。そして、その侵害から生じた損害は賠償しなければなりません(民法第709条)。
不法行為が成立する条件は主に次の5つが挙げられます。
1.故意または過失が存在する
2.責任能力がある
3.違法性がある
4.損害が発生した
5.行為と損害の間に因果関係がある
ここで疑問に思うのが「2.責任能力がある」ということだと思いますが、通常は12歳程度の子供でも責任能力は備えていると考えられているそうです。読売新聞2月19日付社説を見ると、被害者の「両親が、男児二人の親を相手取り、損害賠償を求めた」とあるので、被害者側は、加害者(子供たち)には責任能力がない(責任無能力者)ものとし、監督責任がある親(保護者)にその責任を負わせようとしたと考えられます(民法第714条)。
仙台地裁は、「ほぼ満額にあたる6000万円の支払いを命じた」というのは、逸失利益や慰謝料がその金額で妥当としたからだと思います。減額する場合は、被害者の側にも結果の発生について過失があった場合(民法第722条)だそうで、今回は被害者に過失は全くなかったと判断されたということだと思います。

エキサイトブログを見ていたら、この事故についての記事がいろいろ書かれており、何で親が賠償金を払わなくてはいけないのかということなども書かれていたので、学生時代にかじった法律の面から見てみようと思ってこの記事を書いてみました。間違っていることや足りないことがありましたら、後学のためにもぜひ教えてください。
[PR]
by nemo2000jp | 2005-02-22 14:34 | 真面目もの