知的なことをしなくちゃと思うのですが、怠け者でして…。


by nemo2000jp
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:真面目もの( 30 )

複雑系

a0006228_20112236.jpga0006228_20115057.jpg


今日の雪の積もり方は最高でした。屋根と車ぐらいにしか積もってい
なくて、通勤は快適でした。
写真まで載せてしまいましたが、雪が普通に降るところに住んでいる
人には、何だこんなのという感じかもしれませんが、こちらでは非日
常的な光景でちょっとテンションが上がります。

ところでこの降雪という「非日常」なのですが、
1.雪国では当然の光景
2.首都圏では珍しい出来事
かなと思います。こんなふうに考えると、食べ物では
1.おいしいものがいっぱい食べられる国
2.好きなものを食べられない国
など、いつもは普通だと思っていることが、違うところでは貴重な
ことだったりします。だからつまらない毎日でも感謝して生きろ─
とは言いません(笑)

僕が小さい頃(それ以前からだと思いますが)からずっと続いている
問題で、南北問題というものがあります。大雑把に、北半球の国(旧
宗主国)が富んで、南半球の国(旧植民地)は貧困から抜け出せない
という問題です。雪が積もったことから先ほどのように考えていたら、
何だかこの問題が頭をかすめました。
そして、この南北問題は、先進国が本気で取り組んではいけないと
思っているかもという考えが出てきました。

ただでさえ人間の人口は増えすぎています。中国やインドが経済発展
を遂げ、アメリカにとって中国が無視できない国になってきたので、
日本がアメリカから輸入している食物が、ひょっとしたら中国に流れ
てしまっていくのではという懸念があるそうです。
また、アフリカ(アメリカのどこかの州だったかも)では、水をめぐる
争いもあるそうです。

そんな中、南北問題に真剣に取り組んだら、どれだけ人口が増えるん
だよという感じになってしまいます。右肩上がりの経済成長とかを考
えれば、新しい市場ができたとなるのかもしれませんが、深刻な食糧
問題や環境問題が出てくることは明らかです。

僕は、各国のCO2排出量を決めるより、人口を決めてしまったほうが
いいのではないかと思ったりもします。そういう点では、中国は一人っ
子政策(まだやってるの?)をどういう意図かわかりませんが、行って
いるのは素晴らしいです。日本も経済格差を作ったり自殺者を毎年多く
出したりで、弱い者は子供を作るなという政策が浸透しつつありました
(もちろん半分ふざけて言っています)。
「人の命は地球より重い」みたいなことをとある人が言ったそうです
が、僕は当然のことながら、「地球は人の命より重い」と思っていて、
人間なんて絶滅してしまっても別にいいじゃんと思っています。他に
迷惑かけまくっていますから。

だからと言って、目の前の命をないがしろにはできないです。南半球の
人の命も、北半球の人の命と全く変わりません。水が汚いから子供が下
痢を起こして死んでしまうとか、日本にいてはわからないつらい状況が
いろいろあります。これらはもちろん解決していってほしいと思いま
す。でも、これらが全て解決したら先ほど書いたようないろいろな問題
が新たに出てきたりします。一時期はやった「複雑系」ですが、僕はこ
の類いの本を全く読んでいないので詳しくはわかりません。でも、一つ
のことがいろいろな問題に密接に絡んでいるということから、この言葉
を借りてタイトルにしてみました。
[PR]
by nemo2000jp | 2010-02-02 20:10 | 真面目もの
【朝日新聞3月12日付社説─フィリピン家族―森法相はここで英断を─】
http://www.asahi.com/paper/editorial20090312.html?ref=any#Edit2

一家は埼玉県蕨市で暮らしている。36歳の夫は、内装解体会社で後輩に仕事を教える立場になった。38歳の妻は専業主婦。13歳の娘は、音楽の部活動に打ち込む中学1年生だ。

 どこにでもいそうな3人家族。フィリピン人のカルデロン一家である。

 一家は17日に強制送還されるかもしれない。両親が90年代前半に、それぞれ偽造旅券を使って入国したからだ。

 妻は06年に不法在留で逮捕され、執行猶予付きの有罪となった。昨年9月には一家の国外退去処分が確定した。

 退去処分になっても、家族の事情や人道的配慮から法相が滞在を認める制度がある。この在留特別許可を一家は求めたが、認められなかった。

 法務省の姿勢はこうだ。極めて悪質な不正入国だ。十数年滞在した事実はあるが、ほかの不法滞在者への影響を考えると厳格な処分で臨むべきだ。裁判所も退去処分を認めている。

 法律論はその通りだ。だが、だからといって子どもの幸福をないがしろにしていいわけはない。

 彼女は日本で生まれ育ち、日本語しか分からない。「母国は日本。家族とも友だちとも離れたくない」という。思春期のごく普通の女の子だ。

 同じようなケースで、子どもが中学生以上だった場合には在留が認められたことがある。「処分が出た時に長女は小学生。中学生になったのは訴訟で争ったからで、すぐに帰国した人との公平を欠く」という法務省の説明に、説得力はあるだろうか。

 法務省も、近所の親類に預けることを前提に長女だけに在留許可を出し、両親が会いに来るときは再入国を認めるとの案も示した。そこまで配慮できるのなら、森法相はいっそ一家全員に在留特別許可は出せないものか。

 彼女の望みをかなえることが、日本社会に不利益を及ぼすとは思えない。

 長女の学校の友人や地域住民らからは、一家の残留を求める嘆願書が約2万人分も集まっているという。蕨市議会は「長女の成長と学習を保障する見地から一家の在留特別許可を求める」との意見書を採択した。

 一家はすでに地域社会を構成する隣人として認められ、職場や地域に十分貢献している。一人娘は将来、日本を支える一人になってくれるはずだ。

 日本に不法に残留する外国人は約11万人とされる。日本社会に溶け込み、いまさら帰国しても生計が立たない人々は多いだろう。在留特別許可も年1万件前後認められている。

 日本社会ではすでに外国人が大きな担い手になっている。今回のようなケースはこれからも起きるだろう。いまの入管行政でそれに対応できるのか。社会の一員として認めるべき外国人は速やかに救済する。そんな審査システムをつくることが検討されていい。

----------------------------------------------------------------

【日経新聞3月13日付社説─一家の在留に首相の決断を─】
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090312AS1K1200612032009.html

これは政治決断が必要なケースである。不法滞在で東京入国管理局から強制退去処分を受けた埼玉県蕨市のフィリピン人一家が、家族そろって日本にとどまりたいと在留特別許可を求めている問題だ。

 埼玉県蕨市に暮らす会社員、カルデロン・アランさんと妻のサラさんは1990年代に他人名義の旅券で入国し、娘ののり子さんをもうけた。のり子さんは同市内の中学1年生で13歳。フィリピンに渡ったこともないし、日本語しか話せない。

 一家に対する強制退去処分は裁判で確定している。東京入管は(1)両親が自主的に出国するならのり子さんだけは在留を認める(2)自主的に出国しない場合は一家を強制送還する――と通告し、今週初め、まずアランさんを施設に収容した。

 入管当局はきょう13日を回答期限としているが、両親にとって13歳の娘を残した出国はつらい選択だ。このままだと母子も収容され、17日に送還される可能性がある。

 たしかに不法滞在者には厳格な対応が欠かせない。しかしこの一家の場合、両親は地域社会に溶け込んで平穏に暮らしてきた。のり子さんもすっかり日本人として育ち、級友に囲まれて学校生活を送っている。

 過去には中学生になった子どもを持つ家族には在留を認めた例もある。しかし法務省や入管当局は、一家に退去命令が出たのがのり子さんの中学入学前だから特別扱いはできないという。前例に固執した、あまりにもかたくなな姿勢ではないか。

 欧州諸国などでは、不法滞在でも平穏に過ごして子どもを育てている場合は柔軟に対応している。それだけに今回の問題には海外メディアも関心を示し、国連の人権理事会が調査を進めるなど国際社会も注目していることを忘れてはならない。

 不法滞在の取り締まりと例外との兼ね合いは難しいテーマだ。制度改革や運用の改善は今後の課題だが、今回はまず人道的な立場から一家の在留を許可すべきである。これを認めたからといって、入管行政の根本が揺らぐわけではないだろう。

 もう時間がない。ここは政治家の出番である。森英介法相、そして麻生太郎首相は一家が日本に残れるよう決断を下してほしい。

----------------------------------------------------------------

【読売新聞3月15日付社説─在留特別許可 基準がないから不信が生じる─】
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090314-OYT1T01158.htm?from=any

日本で暮らす資格のない外国人に対し、どのような場合に在留を認めるのか。その明確な基準の必要性が浮き彫りになったといえる。

 不法滞在で強制退去処分が確定し、法相に在留特別許可を求めていた埼玉県在住のフィリピン人夫妻が、強制送還されることになった。法相は、13歳になる夫妻の長女だけに在留特別許可を出す。

 長女は日本で生まれ、日本語しか話せない。現在は公立中の1年生だ。「親元で勉強を続けさせたい」として、3人そろっての日本在留を願ってきた夫妻と長女にとっては、厳しい結論である。

 だが、一家が起こした訴訟で、最高裁が強制退去処分の取り消しを認めなかった事実は重い。

 一家には都内などに親類がいる。学校や地域社会にも溶け込んでいる。法相が長女だけに在留特別許可を与えるのは、周囲の助けを受けながら日本での生活を続けられるとの判断からだろう。

 法相は、夫妻の送還後も長女に会えるよう上陸特別許可を出す意向も示している。夫妻には15年以上、不法滞在を続けたという事実がある。それを考えれば、厳格であるべき出入国管理の中で、現実的な対応をしたといえよう。

 夫妻は他人名義のパスポートで不法入国した。正規に入国した後に不法滞在となった場合と比べ、より悪質だと判断したことが、夫妻に在留特別許可を与えなかった要因の一つといえる。

 在留特別許可を与えるかどうかについて、明確な基準は存在しないのが現状である。法相の裁量に委ねられ、ケースごとに、在留を求める理由、家族状況、生活状況などを考慮して判断する。

 不法滞在という違法行為を重くみるか、あるいは、日本での生活実態の評価に重きを置くかで判断は異なるだろう。

 2007年には約7400人の外国人に許可を与えた。日本人と結婚したケースが多い。

 中学生以上の子どもがいる場合、日本に定着しているなどとして、家族全員の在留が認められたケースもある。今回は、強制退去処分が出た時点で長女は小学生だったことも影響したとされる。

 子どもの年齢などに基準があれば、在留を認められない外国人も納得がいくのではないか。一定年数以上、国内に居住していれば在留許可を与える英国などの施策も参考になるだろう。

 明確な基準に基づき、厳正に判断してこそ、出入国管理への信頼が生まれる。

-----------------------------------------------------------------

いつもは朝日新聞と読売新聞の読み比べですが、朝日新聞のネットの中で、
日経新聞も含めた3社の社説へのリンクがあったので、掲載された日付け順
に3社分載せてみました。

この問題は、法律論と人道論みたいなのに分かれて、どちらに重きを置くか
というのが考え方の中心かなと思います。
僕の考え方は読売新聞のものに近く、判例主義みたいな立場を取ります。
朝日新聞の「子どもが中学生以上だった場合には在留が認められたことが
ある。『処分が出た時に長女は小学生。中学生になったのは訴訟で争ったか
らで、すぐに帰国した人との公平を欠く』という法務省の説明に、説得力は
あるだろうか」とか、日経新聞の「前例に固執した、あまりにもかたくなな
姿勢ではないか」というのはやはりおかしく、前者は冷静に見て公平を欠く
と思いますし、後者は裁判での判例みたいに前例に固執するのは公平性を保
つのにいい判断だと思います。しかも日経新聞だけが書いていない、この両
親の「偽造旅券を使って入国」(朝日新聞より)もあるのだからなおさらで
す。日経新聞は何でこれを書かずに、正規に入国してその後不法滞在の人と
比べるかのような記事にするのかがよくわかりません。

ただ、不法滞在者に対しての「在留特別許可を与えるかどうかについて、明
確な基準は存在しないのが現状で」、それが「法相の裁量に委ねられ」(読
売新聞)ている現状は何とかしたほうがいいのではないかと思いました。
日経新聞や読売新聞に書いてあるイギリスなどの欧州諸国のように「一定年数
以上、国内に居住していれば在留許可を与える」という考え方は、民法第162
条(大学時代に民法をかじっていたので、出してみました)の所有権の取得
時効みたいで面白いなと思いました。
ちなみに、民法第162条は、
第一項 二十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を
    占有した者は、その所有権を取得する。
第二項 十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占
    有した者は、その占有の開始の時に、善意であり、かつ、過失がな
    かったときは、その所有権を取得する。
というものです。不法滞在は善意のはずはないので、第一項みたいな考え方
になります。これを人間バージョンにアレンジすればいいのかあとは思いま
す。普通の犯罪も時効があるわけですから、平穏かつ公然と生活していれば、
不法滞在者に対して、そんなに厳しく当たらなくてもいいのかなとは思いま
す。

僕は読売新聞と日経新聞は同じようなスタンスだと思っていたので、今回社
説を読み比べてみて、朝日新聞と日経新聞が同じような主張でびっくりしま
した。
内容的には、前例を尊重しつつも在留特別許可基準の不備について言及してい
る読売新聞が一番よかったかなと思います。一番だめなのが日経新聞で、先ほ
ど書いたように、ちょっと恣意的な部分が見られるのがいただけません。ま
あ、「経済」新聞だから仕方のないことなのでしょうが、ちょっとできるサラ
リーマンが読んでいそうな新聞(僕もできるように見せたくて購読していまし
た(笑))なのだから、もうちょっと頑張ってくれてもというか、感情に流さ
れずに事実をしっかり書いてほしかったなと思います。
[PR]
by nemo2000jp | 2009-03-19 16:54 | 真面目もの

給油法案審議

外交は理想論だけではうまくいかないようで、現実も踏まえた厳しい選択
が迫られるので、僕は日本がどのような外交をしていけばいいのかという
意見を出せずにいます。

--------------------------------------------------------------
給油法案審議―「アフガン」を広い視野で(朝日新聞)
http://www.asahi.com/paper/editorial20081017.html?ref=any

「ブッシュ政権は軍事力増強の方針に転じ、各国にも増派を要請している。
だが、反応ははかばかしくない。治安改善のためにはアフガン国軍を強化す
るしかないとして、部隊を増派しない国や、部隊を派遣しない国にその費用
の負担を求める案も浮上している。 結局のところ「軍事力でタリバーンに勝
利することはできない」(アフガン駐留の英軍司令官)というのが、国際社
会が7年にしてたどりついた結論ではあるまいか。

 では、どうするか。タリバーン穏健派との対話を探り、和平を結ぶことで
国際テロ組織アルカイダを孤立させることだ。当初、対話に反対だったカル
ザイ大統領や米政府も、ようやくこの可能性に着目しだした。

 同時に、復興支援を厚くし、平和の配当を早くアフガンの人々に届けるこ
とだ。タリバーンの中心勢力である多数派民族パシュトゥン人をもっと政権
に取り込む必要もあるだろう。それがひいては隣国パキスタンの政情を落ち
着かせることにもつながる。

 政治、民生支援、軍事を合わせて、アフガンをめぐる国際社会の取り組み
を仕切り直すべきなのだ。」

---------------------------------------------------------------

新テロ法審議 給油継続の意義は増している(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081017-OYT1T00703.htm

「麻生首相は答弁で、「各国が『テロとの戦い』に増派する中、日本だけがこ
の地域から撤収することは考えられない」として、給油活動の継続の必要性
を強調した。もっともな主張である。

 アフガニスタンでは昨年以降、旧支配勢力タリバンによるテロ攻撃が増え
ている。アフガンに駐留する40か国の部隊の犠牲者は1000人の大台に
迫りつつある。

 それでも、各国は、アフガン安定のため、部隊を増強している。自衛隊の
アフガン本土派遣を求める声も少なくない。日本がこれに応じないばかりか、
インド洋からさえ撤収するようでは、国際社会の流れに完全に逆行する。」

「民主党案は、アフガンの非合法武装集団の武装解除や、道路建設、医療な
ど人道復興支援活動に自衛隊や文民を派遣する内容だ。復興支援活動には、
武力抗争停止の合意などの条件がついている。

 アフガン本土で人的貢献を目指す発想は悪くない。だが、アフガンの現状
からかけ離れた非現実的な条件がつくため、実際は「何もしない」案に等し
い。これでは国際社会の理解は得られまい。」

---------------------------------------------------------------
理想としては、朝日新聞社説にあるように、対話を重ねながら同時に復興支
援(アメリカが壊しておいて復興支援というのも面白い表現ですが)がよさ
そうなのですが、アメリカはアフガニスタン作戦に非協力的な国に費用の負
担を求めるようなので、読売新聞社説にあるように、給油活動でもして、ア
メリカ側についていますよとアピールすることも大切なのかと考えさせられ
ます。

ただ気になるのが、朝日新聞では「ブッシュ政権は軍事力増強の方針に転じ、
各国にも増派を要請している。だが、反応ははかばかしくない」とあるのに、
読売新聞では「各国は、アフガン安定のため、部隊を増強している。自衛隊
のアフガン本土派遣を求める声も少なくない」と書いてあることです。
ただ自社の意見に正当性を持たせたいがためにこのように書いていると思う
のですが、それにしても全く反対の内容なので、何が事実なのかよくわかり
ません。
今思いついたのは、「反応ははかばかしくない」けど、一応少しは「部隊を
増強している」ということです。これだと両社とも間違ったことは言ってい
ません。でも、結果だけ見ると読売新聞のほうが正しそうです。どの程度「
はかばかしくない」のかを書いてくれないと、朝日新聞主張の元となる根拠
が少し弱くなるような気がします。

新聞の記事の読み方もそうですが、世界情勢の読み方というか、理想がある
中で現実的に何をすればいいのかということを考えるのはかなり難しいなと
思いました。
「外交」と難しそうに言っても、結局は「大人」の友達付き合いみたいなも
のなので、自分に対して利益になりそうなことにはひとまず顔を出すという
スタンスにならざるを得ないような気がします。だから日本はアメリカ様に
は逆らわないようにご機嫌を伺い続けなければならないのかと、ちょっと暗
い気持ちにもなります。アメリカ経済が没落しそう(してる?)なので、こ
こら辺で、またヨーロッパ中心の世界にならないかなと思ったりもします。
決してヨーロッパがいいというわけではなく、アメリカ様のやんちゃぶりが
目に余るのでそう思いました。
[PR]
by nemo2000jp | 2008-10-19 01:03 | 真面目もの
日テレの24時間テレビは、小さい頃は大嫌いでした。なぜかいつも旅行先で
テレビを付けるとやっていて、部屋のテレビをこれ見たさに母が占拠し、僕
は見たいプロ野球をいつも我慢していたような記憶しかありません。

そして月日は経ち、僕も立派な24時間テレビ大好き人間になりました。
何かしながらテレビを流しているのですが、先ほど、水頭症の妹に対し、兄
が「○○ちゃん(妹の名前)大好きだよ」という歌を嵐の一人と一緒に歌を
歌うという場面がありました。そしてそれが終わった後に久本が、「感動を
ありがとう」と言ったのです。僕はこの言葉の薄っぺらさに涙しました。

こういう作られた感動というのにはへどが出ます。もちろん子供(兄)のほ
うは純粋な気持ちから行っていることなのですが、これをわざわざテレビで
流して「感動を─」なんて、何か腑に落ちないところがありました。何だか
言葉に表しにくいのですが、こんな日常の一コマをわざわざ取り上げて、大
げさに煽らなくてもいいのではないかと思ってしまいました。


そしてもう一つ。障害者とか難病の人とかがそれに立ち向かっている姿を取
り上げて、「勇気をもらいました」とか「命の大切さを改めて感じました」
などと高みの見物をしているような人たちのコメントにも憤りを感じていま
す。これもとても言葉では言い表しにくいのですが、超ぶさいくな人の顔を
見て、「勇気をもらいました」と言っているようなレベルだと思ってしまい
ました。

この24時間テレビのはじめのほうでやっていた、生まれながらにして両腕が
ない9歳の子供が100mを足をつかないで泳ぎ切るというのにはとても感動させ
られたのですが、この子供は、小さいときは「腕は生えてこないの?」みたい
なことを母親に言っていたのだそうですが、今となっては、腕がないのはそん
なに気にならないというようなことを言っていました。
障害を持った人がこのようなチャレンジをすることはとてもメッセージ性が
あるのでよいとは思うのですが、先ほど書いた障害に立ち向かう人や難病と
闘っている人というのは、それが日常であるので、わざわざ公共の電波を使っ
て「勇気をもらいました」と言ってしまうのは、そういった人たちを自分と
は全く違うもの、違う世界のこととして捉えているように感じて、僕には不愉
快です。
実際、身内でリハビリに励んでいる人に対して、「勇気をもらうことができ
た」などとは言わないと思います。もちろんこう思うことに対しては、とても
いいことであるとは思うのですが、これを口に出してしまうところに人間性の
低さ、その人間の薄っぺらさみたいなものを感じてしまいます。

今書いた二つの点に関しては、やはりよく言われる「障害者や難病の人を道具
にしている」というのに当てはまってしまうかなと思います。
先ほども書いた障害者が何かにチャレンジするというのは日常を超えたもので
あるのでいいかなと思うのですが、日常を捉えて「感動した」はさすがに失礼
かという気がします。でも、だからといって、難病の人たちを何も紹介するこ
とがなくなると、そういう病気で苦しんでいる人がいるということを全く知ら
ないまま過ごすことになり、そういった人たちに思いを馳せるということがな
くなってしまって、これもまたよくないことかなとも思います。

長文になってしまい、何が言いたいのかわからなくなってきてしまいますが、
障害者や難病の人たちを特別視するのではなく、健常者と同じ人間であり、
乗り越えなくてはいけない壁は人それぞれで、その「それぞれ」を紹介する
分には、相手の気持ちを理解する意味で必要かとも思いますが、だからといっ
てそれに「感動をありがとう」はまた違うのではないかということを言いた
かっただけで、こんな文章になってしまいました。
[PR]
by nemo2000jp | 2008-08-31 18:34 | 真面目もの
白鳥・黒鳥7羽の死骸、男子中学生2人が「棒で殴った」(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080503-OYT1T00488.htm

弱肉強食の動物の世界にならって人間もそのようになりつつある昨今、こん
なニュースが流れました。この中学生たちは動物愛護法違反の疑いで動機な
どを調べられているようです。強いものは弱いものをいじめ、弱いものはさ
らに弱いものをいじめるという今の日本の構図(団塊→氷河期→?など)そ
のもので、不謹慎ながらある意味ほほ笑ましくもあります。

上記と全く関係ないのですが、僕は昨日の深夜に昆虫を殺しました。ひとま
ず動物ではないので、殺戮の限りを尽くしても大丈夫です。見かけたら片っ
端から殺します。1月上旬に出た黒い稲妻が、この最近の暖かさからか、より
によって僕の部屋に出現しました。僕の部屋は書籍やプリント類の山があり、
そいつに触れてほしくないものばかりがあります。でもそいつはいいやつで、
雑巾でふけばいいようなところしか移動しなかったので、容赦なく殺虫剤を
噴射しまくりました。本当はそんなに殺虫剤を浴びせなくてもいいみたいな
のですが、早く動きを止めて、僕の精神的な被害を最小限に食い止めたかっ
たので、狂ったように狙い打ちしました。やつもなかなか粘りましたが、僕
の未整理のレシートの上(青色申告のためにレシートを集めています)で、
最期は仰向けにばたばたしていました。その場所が、これもまたよりにもよっ
て、僕がごろごろするような所だったので、さらに腹が立ちました。やつの動
きと音があまりにも気持ち悪いので、動きが止まる前に掃除機を取り出してき
て吸い取ってやりました。

動物愛護法がある一方、増えすぎた鹿を害獣として駆除するという話(どこ
の県かは忘れました)が以前ニュースであったように思います。結局は、動物
といえども人間に害があるかないかで判断されます。普段は害がない動物で
も、人間に悪影響だとみなされた時点で害獣扱いされます。
そこで、動物愛護法の理念みたいなものを調べました。

--------------------------------------------------------------------------------
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html
動物の愛護及び管理に関する法律
第一章 総則
(目的)
第一条  この法律は、動物の虐待の防止、動物の適正な取扱いその他動物の
愛護に関する事項を定めて国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊
重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、動物の管理に関する事項を
定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目
的とする。

(基本原則)
第二条  動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに
殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共
生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。
-------------------------------------------------------------------------------

第一条に、「動物の虐待の防止」などが書かれている一方、「動物による人
の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目的とする」という文
言も含まれています。動物愛護法は、どうしても「愛護」のほうばかりに目
が向いていましたが、この法律の正式名称には「動物の管理」も入るという
ことが初めてわかりました。

ということで、愛護を声高に叫んでいるのに、普段は害獣ではない鹿を人間の
都合で殺す─しかも、鹿を「害獣」にしてしまった原因を作っているのは人間
のほう─のはどうかと思うと書こうと思ったのですが、動物愛護法の目的に
則って考えてみると、当然のことなんだと思ってしまいました。
だからといって、人間のせいで害獣にさせられてしまう動物がいるという現実
は見逃すことができません。
やはり、強いものの論理がまかり通るという結論でよろしいでしょうか。
[PR]
by nemo2000jp | 2008-05-06 02:18 | 真面目もの
月曜日は元気だったのに、寝たら2時間おきに起きるぐらいの胃痛があり、結局
火曜日は一日中何も口にしないで寝ていました。水曜日は集団塾があったので、
気合いで行きましたが、予定していた飲み会はキャンセルになりました…。最近
の楽しみがこの飲み会だったので、かなり残念でした。

体を悪くしてから思うことが、やはりバイト生活はよくないということです。休んだら
休んだ分だけ手取りが減るので、早く元気にならなくてはと思いますが、そんなに
頑丈なほうではないので、それもうまくいきません。

個別塾の講師仲間から、僕は自虐的すぎるということをたびたび言われますが、
たぶんこれが一番の原因のような気がします。以前普通のサラリーマンだったとき
には、仕事内容は自分としては面白くはなかったのですが、はたから見ると高度な
ことをしていたように見える感じでした。そのため、根拠のない自信を持っていたりし
ていたのですが、今はそんなものさえなくなってしまいました。

自信がないというところから、デフレスパイラルのような負の連鎖が始まります。
自信がない→(バイトだから全てにおいて)評価が低い→負け組→自信がない…。
自虐といわれれば自虐なのですが、今書いていてふと思ったことがあります。僕は
いつも塾の生徒には、現時点での力を見つめて、志望校とのギャップを埋める努力
をしろと言っているのですが、これが自分にも当てはまります。他人が優しい気持ち
で「自虐」と言ってくれることは実際「事実」であり、これを冷静に見つめて改善しなけ
れば良い方向には進めません。
個別塾の小学生の生徒は、自分を見つめることを嫌がり、僕にNGを出した生徒もい
ましたが、僕はもう三十路に入ったことですし、いい加減何とかしなくてはいけません。
将来的な不安がありながら今は何とか不自由なく生活できてしまっていることが自分
に甘さを生んでいる原因であることはわかっているので、「失われた世代」とか言われ
ている年代の意地をみせなくちゃと思いました。
[PR]
by nemo2000jp | 2006-12-10 01:20 | 真面目もの
高校の必修科目未履修問題にとても腹が立っています。今、この未履修校の生徒に対する救済策をいろいろ練っているところらしいのですが、受験において弱者となるのは、当たり前のことをきちんと行っていた必修科目をきちんと履修している生徒たちです。
単純に考えて、受験に必要な科目を重点的に勉強できる必修科目未履修校の生徒のほうが、受験においては成績がよいというのは当然のことです。だからといって未履修校の生徒が悪いわけではないので何とも言えませんが、受験という(一見)公正な土俵で今は広くなった「狭き門」をめぐる競争を行うわけですから、未履修校の生徒に対する救済策なんか必要なく、補習でも何でもやって、規則通りの単位を修得して受験に臨んでほしいと思います。
ちなみに、朝日新聞を見ると、必修科目未履修校は、東京・神奈川にはほとんどなく、もっぱら地方の高校が多いことがわかります。首都圏の中高一貫校と進学実績で争える理由の一つがわかったような気がします。

ライブドアや村上ファンドなどが一時期持ち上げられ、汗水垂らして普通の生活を送るのが馬鹿らしい風潮が少なからずありました。このような昨今の出来事を見ていると、結果や効率のみが重視されすぎて、結果に出ない努力や経験がないがしろにされているような気がしてきます。
これを突き詰めていくと、学校内では勉強またはスポーツができる生徒が優秀で、性格がよいだけとか努力は真面目にしているが結果が伴わないといった生徒には烙印が押され、居場所がなくなってしまいます。児童・生徒の自殺報道もここのところ多いので、このような風潮と何だか関係があるように思えてきてしまいます。

今回の必修科目未履修事件を見ると、結果や効率のみを追求するということを、教育界が率先して行っていたことがわかります。「教育」って何だろうと考えてしまいますが、考えるだけ無駄だと思ってしまうぐらい教育界は腐っているんじゃないかと思います。きとんと決められた必修科目の履修というルールを守らず、受験結果だけを追い求めた末の今回の出来事は、ばれなければ手段はいとわないといったライブドア事件につながるように思います。馬鹿正直に必修科目を履修している学校の生徒たちを蹴落としてやれといったことを率先して子供たちに教えているわけです。そんな日本に未来なんてあるわけないじゃないですかと思ってしまいますが、ずる賢く生きることを間接的にでも教えて、世界的な競争力を養成していたりするのかもしれません。
先頭に立って生徒をいじめる先生、教え子またはそれと同じぐらいの異性の子供に手を出す先生、新しいことをしようとせず、生徒のためを思って新しいことに挑戦しようとする先生をつぶす先生、いじめを絶対に認めようとしない校長・教育委員会など、日本の教育って本当に素晴らしいなと思ってしまいます。きっと、僕では考えつかない深い考えがあるのでしょう。
[PR]
by nemo2000jp | 2006-10-31 05:00 | 真面目もの

人間関係

今日はどういうわけかテンションが上がらずに、9:20から21:40まで夏期講習の
授業を個別指導で行っていました。
この塾は、どのような指導をしたのかということを保護者に報告するために、一回の
授業ごとにレポートを作成します。最後の授業時にはこのレポートを授業中に書く
気力もなく、講師の控室というか作業場所で最後の授業後にレポートを書いていました。
そうしたら、教室長が、まだ講師が作業しているこの控室の掃除を始めました。まだ
何人かの講師がいる中で掃除機をかけていたので、狭い場所がさらに狭く、かつ音が
うるさくて一人でさらにいらいらしていました。
やっと控室の掃除が終わって、教室長が授業スペースの掃除に行ったときに、
「まだ講師がいるんだから、はじめから授業スペースのほうの掃除をすればいいじゃん。
すごい腹が立つ」というようなことをよく一緒に飲みに行く講師に向けて僕は言ったつもり
でした。でもその講師は無視。これが大人の対応だなと妙に感心しました。危ういところ
には足を踏み入れないのが鉄則です。
何でも気軽に話せる他の講師と一緒にいるときと同じような感覚で話してしまったのが
自分の子供っぽさであると再認識しました。また、僕の際どい発言を無視した講師が
塾内で取りたいポジションというのも確認できて、何だか奥が深い一瞬だったなと思った
りもしましたが、かなり悲しい瞬間でもありました。
[PR]
by nemo2000jp | 2006-08-23 00:59 | 真面目もの

団塊世代とゆとり世代

「3月7日付・読売新聞社説(1)」に、2007年春の大量新卒採用についての社説が載っています。これを見て僕は憂鬱になりました。
新卒採用は売り手市場になるらしいです。それというのも、業績の好転に加えて、団塊世代の大量退職という2007年問題があるからです。どこの世代からゆとり世代になるのかはわかりませんが、この世代は、ゆとり教育を受けた恩恵と、少子化がもたらす大学全入と、この大量採用の世の中の流れを完全に味方に付けています。a0006228_3363959.jpg
それとは逆に、30歳前後世代のこともこの社説には書いてあります。それは、30歳前後にフリーターやニートが多く、その理由は就職氷河期時代に自分の希望とは違う職種を選ばざるを得なくなりそして仕方なく就職したという職業選択のミスマッチがあってつまずいた人が少なくないからといった内容です。
おいしい汁を吸い尽くし借金は若い人たちに付け回す団塊世代と全てにおいて教育上甘やかされて育ったゆとり世代、また、就職時に困らなかったバブル世代の人たちと比べると、僕ら30歳前後は本当に勝ち負けがはっきりしてしまっています。世代で見ても、時代の流れに乗れなかったという運のなさがありますし、同じ30歳前後世代を見ても、その中で勝ち負けが随分はっきりしています。
最近、将来のことが妙に気になり出して、どうしようもない焦燥感に駆られています。それというのも、知り合いたちの結婚・出産が続くからです。自分が結婚し子供を持てていないという事実にではなく、フリーターという最下層の立場にいることで、その土俵にも上がれていない現実にどうしようもない焦りを感じます。家を出るという選択は蓄財のためにできませんし、車を買うといった大それたことも考えられませんし、今は週6勤務で休めば有給がないためその分減収という状況ですし、この先どうなるのか不安だらけです。
でも、僕の今の状況は自分で選んだことですし、教育に携わるという喜びも感じることができたので、これはこれで満足しています。ただ、「世代」ということだけで見ると、世の中が景気が良かったとかそういった理由だけで、こうも違ってくるのかと思わずにはいられません。この不公平感をこんなところで語ってみても、それはただの負け犬の遠吠えなんですよね…。
[PR]
by nemo2000jp | 2006-03-07 05:04 | 真面目もの

衆議院解散

このようなところで政治的な発言はどうかと思ったのですが、少しだけ書いてみます。塾から帰ってきたら、「郵政法案否決!衆院解散!!」というような番組をやっていたので、思わず見てしまいました。
僕はかなり忘れっぽいので記憶があやふやなのですが、前回の選挙か何かの前では、テレビも政治家も年金のことばかり言っていたのに、いつのまにか郵政法案が最優先事項になり、このような事態を招きました。年金に関しては、今は厚生年金に加入していない身分なので、年金の一元化というものにすごく興味を持っていました。
ところが今回の郵政改革です。小泉首相が改革の最先鋒として挙げていたようですが、僕としては、それは必要かもしれないが、それより先にやることがあるだろうという考えでした。郵政民営化が実現したら、民営化した会社が法人税などを払わなければならなくなるので、宅急便業界には公正な競争が働いていいのかなとは思います。あとわかりやすいところでは、僻地での郵便事業をどうするかといった議論などがあります。自分のわからないところでは、郵便貯金で国債を買う仕組みがとか、アメリカからの圧力があったのではといった話です。
こんなことで政局が起こり、自民党が分裂するのではとかいろいろなことが言われていますが、どこの党が政権を担ったとしても、やるべきことは速やかにやってほしいと思います。僕が見ていたお昼の番組では、しきりに独立行政法人や大阪府庁か何かの優遇された実態について特集を組んでいました。このような不正が横行する社会というのも早く正常な状態に戻してほしいなと思っています。
[PR]
by nemo2000jp | 2005-08-09 00:38 | 真面目もの