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知的なことをしなくちゃと思うのですが、怠け者でして…。


by nemo2000jp
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社説いろいろ

昨日の草野球の影響で筋肉痛がすごいです…。
「キャッチボールを安心してできる環境整備を」まめたぬきさんからのトラックバックです。
読売新聞の社説でこのことを取り上げていました。
事件(事故)は、宮城県内の公園で三年前に起きたもので、「小学四年の男児二人がキャッチボールをしていたところ、球がそれ、近くにいた小五の男の子の胸付近にあたった。うずくまる男の子。病院に運ばれたが、間もなく死亡した」というものです。そして、「両親が、男児二人の親を相手取り、損害賠償を求めた。仙台地裁は十七日、請求を認め、ほぼ満額にあたる6000万円の支払いを命じた」そうです。
判決では、「〈キャッチボールの球がそれて他人にあたることは十分に予測できた〉〈軟式ボールでも、あたる部位によっては、負傷したり死亡したりすることもある、ということも予測できたはずだ〉」という言葉も出たそうです。
この件でまめたぬきさんも書かれていますが、僕も書きたいことがあります。でも後日にさせてもらいます。
朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・日経新聞のサイトを調べたところ、この件を社説で取り上げたのは、プロ野球チームを持っている読売新聞だけでした。

毎日新聞2月19日付社説では、「マータイさん 緑の力で平和と発展を」として、昨年ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんを今ごろ取り上げています。マータイさんは毎日新聞のサイトのトップにも出てきて、緑の大使:マータイさん来日と題して記事が載っています。これを見ると、マータイさんは毎日新聞の招きで来日しており、月刊ソトコト編集部主催・毎日新聞社共催で2月20日に開かれた「ソトコトNPOサミット」というシンポジウムに出席したそうです(関連記事を見たら2月19日のシンポジウムにも出席しているそうです)。
この記事ももちろん、前述した各新聞のサイトでは、毎日新聞だけが取り上げていました。

goo辞書(三省堂提供「大辞林 第二版」)で「社説」を調べたら、「新聞・雑誌などで、その社の主張として載せる論説」と誰でもわかることが書いてありました。読売新聞と毎日新聞のこの主張を見ると、自分の社の利益に結び付けていることが明白で、日本の主要新聞の社説としてどうかと思ってしまいました。各新聞は政治的な面でもそれぞれのスタンスがあるのでそれはそれでいいのですが、先述のコラムのようにあからさまに利益関係が見えてしまうと、「社説」が持つ力や意味というものが薄らいでしまうような気がします。
by nemo2000jp | 2005-02-21 18:36 | 真面目もの